ジャーナリストの吉田典史さんのBusiness Media 誠での言葉が胸に響いた。
(転載させて頂きます。もし、問題があればコメント欄にコメントをお願いします。即刻本記事は削除します)
>経営者たちが息詰まるのは、売上8〜9億円で社員数が大体30〜60人ほどになったころだ。
>ここまでは経営者や一部の役員、稼ぎまくるマネージャーらの力でたどり着く。
>しかし、8〜9億円になると破たんする。
>この規模になると、経営者や役員らの目が行き届かない。各々がバラバラの行動をとり、がむしゃらに進んでいくやり方がもう通用しない。
売上げ10億円、というのは、うちの会社(某銀行)においても、中小企業に一定のラインを引く時の、一つの基準です。
>すると、何かが起きる。
>例えば、有力な社員がデキル部下を引きつれて退職をしたり、大スポンサーがいなくなったりする。
>社員の定着率はすこぶる悪い。
>慢性的に人の出入りがあり、人材育成はできていない。
>つまり、株式会社としての体制になっておらず、個人事業主の集まりでしかない。
そうなんですね・・・。ここらへんから、うちの合唱団のことが頭を過ぎる。
>そこで、賢明な経営者は傲慢な考えをあらためる。
>そして、皆の力を借りつつ組織戦に切り替え、上昇していく。
>だが、それはごく少数しかできない。
>大多数は、組織を作ることができない。
>皆の力を1つに結集させて、組織として闘う仕組みを作ることができないのだ。
うむむ。。。
やや、身に覚えがあり。
>例えば、1つのプロジェクトでいえば、経営者はその隅々まで把握しないと気がすまない。
>一応、リーダーを設けるのだが、「あいつでは信用できない」として権限を与えない。
>いや、奪ってしまい、また自分が仕切る。創業のころから1人で突っ走ってきたくせが抜けないのだ。
完全に身に覚えがあり。。。
>これが、社内のさまざまな部署で起きる。
>さすがにこれでは管理職は育たない。
>だから、管理職の離職率は大企業と比べると高い。
>それも無理はない。
>経営者が管理職の仕事をしているのだから、しらけてしまうのだろう。
>そこに20〜30代も不満を募らせて辞めていく。
>(中略)
>しかし、経営者は自らの非を認めない。
>そして「役員が悪い」「社員がダメだ」「メインバンクがよくない」と言い逃れをする。
>実はその心こそ、うまくいかない大きな要因なのである。
以上、転載終了。
僕は、某合唱団の団長(代表)をやっています。
この合唱団は、僕が立ち上げた合唱団で、団長をやること、もう12年になります。
合唱団にとっての、売上8〜9億円ってのが、どのあたりか、ってのはいろんな考え方があるとは思いますが、うちの合唱団は「コンクールでの入賞、金賞、全国出場」が一つの目標なので、「入賞あたり」と言えるかもしれません。
入賞したのは、今から遡ること、7〜8年前の話です。
そこからしばらくは、充実した合唱活動が出来ていました。
何て、言うんでしょう。
「売り上げ、10億、20億を目指せ!!」
みたいな感じですね。
積極的な合唱活動をしていました。
吉田さんのおっしゃる「傲慢」な部分もあったかもしれません。
「すると、何かが起こる」との記載ですが、うちの合唱団の場合は、特に目立った事件はありませんでした。
ある意味で、経営者が賢明だったのかもしれません(^^;
ただ、ご記載の通り、「一人で突っ走るのは無理」と感じ、組織戦に切り替えたのは、正にこのあたりの時期でした。
組織戦に切り替えたものの、やはりこれもご記載の通り、創設時からのやり方が抜け切れず、結局は団長以下数名で全体を引っ張る、みたいな構図が変わることはありませんでした。
実は、それは今もほとんど変わりません。
そして、3〜4年前。
売上をコンクール結果とするならば、それは完全に頭打ち。
「コンクール結果で更に上に行くためには、どうしたらいいんだろう」
という悩みの日々が始まります。
そして、最も耳が痛いことば。
「しかし、経営者は自らの非を認めない。
そして「役員が悪い」「社員がダメだ」「メインバンクがよくない」と言い逃れをする。」
いたたたた・・・。
「常任指揮者が悪い」「団員が悪い」「コンクール審査員がよくない」
正に言い逃れですね。。。
合唱団運営にしろ、企業経営にしろ、組織で動く時に難しいのは、こういった分岐点に立った時です。
もちろん、アマチュア合唱団なわけで、無理に上ばかりを目指す必要はない。
毎回の練習が楽しく、本番演奏が充実していたら、それでいいじゃん、って考え方もあるでしょう。
企業の例に戻れば、売上10億円未満でも、社員が生活出来ていれば、それでいいじゃん、みたいな。
でも、やはりそれでは、組織として長続きしないでしょう。
この3〜4年、苦しんでいる中で感じるのは、
「安定は、常に不安定の入口にいる」
ってこと。
何かのきっかけで、不安定の入口を開けてしまったら、何年も掛けて作り上げて来た安定が、ほんの一瞬で瓦解する、、という不安を感じています。
安定は悪くありません。
でも、常に目標を持ち、将来を見越して動かないと、間違いなく、その安定は長続きしません。
そして、一番の問題は、分岐点に立った時に「将来を見越して動ける」人間ってのは、そう多くはいない、ってことです。
こう感じているあたりが、僕が、そして合唱団が一皮剥けない(売上10億を超えない)理由の一つなんでしょうが、中々難しいんですよ。
自分の考え方を変えるのって。
そんなこんな考えながら、団長が忘年会のお店を探しております。
この程度は任せないといかんですな。
(転載させて頂きます。もし、問題があればコメント欄にコメントをお願いします。即刻本記事は削除します)
>経営者たちが息詰まるのは、売上8〜9億円で社員数が大体30〜60人ほどになったころだ。
>ここまでは経営者や一部の役員、稼ぎまくるマネージャーらの力でたどり着く。
>しかし、8〜9億円になると破たんする。
>この規模になると、経営者や役員らの目が行き届かない。各々がバラバラの行動をとり、がむしゃらに進んでいくやり方がもう通用しない。
売上げ10億円、というのは、うちの会社(某銀行)においても、中小企業に一定のラインを引く時の、一つの基準です。
>すると、何かが起きる。
>例えば、有力な社員がデキル部下を引きつれて退職をしたり、大スポンサーがいなくなったりする。
>社員の定着率はすこぶる悪い。
>慢性的に人の出入りがあり、人材育成はできていない。
>つまり、株式会社としての体制になっておらず、個人事業主の集まりでしかない。
そうなんですね・・・。ここらへんから、うちの合唱団のことが頭を過ぎる。
>そこで、賢明な経営者は傲慢な考えをあらためる。
>そして、皆の力を借りつつ組織戦に切り替え、上昇していく。
>だが、それはごく少数しかできない。
>大多数は、組織を作ることができない。
>皆の力を1つに結集させて、組織として闘う仕組みを作ることができないのだ。
うむむ。。。
やや、身に覚えがあり。
>例えば、1つのプロジェクトでいえば、経営者はその隅々まで把握しないと気がすまない。
>一応、リーダーを設けるのだが、「あいつでは信用できない」として権限を与えない。
>いや、奪ってしまい、また自分が仕切る。創業のころから1人で突っ走ってきたくせが抜けないのだ。
完全に身に覚えがあり。。。
>これが、社内のさまざまな部署で起きる。
>さすがにこれでは管理職は育たない。
>だから、管理職の離職率は大企業と比べると高い。
>それも無理はない。
>経営者が管理職の仕事をしているのだから、しらけてしまうのだろう。
>そこに20〜30代も不満を募らせて辞めていく。
>(中略)
>しかし、経営者は自らの非を認めない。
>そして「役員が悪い」「社員がダメだ」「メインバンクがよくない」と言い逃れをする。
>実はその心こそ、うまくいかない大きな要因なのである。
以上、転載終了。
僕は、某合唱団の団長(代表)をやっています。
この合唱団は、僕が立ち上げた合唱団で、団長をやること、もう12年になります。
合唱団にとっての、売上8〜9億円ってのが、どのあたりか、ってのはいろんな考え方があるとは思いますが、うちの合唱団は「コンクールでの入賞、金賞、全国出場」が一つの目標なので、「入賞あたり」と言えるかもしれません。
入賞したのは、今から遡ること、7〜8年前の話です。
そこからしばらくは、充実した合唱活動が出来ていました。
何て、言うんでしょう。
「売り上げ、10億、20億を目指せ!!」
みたいな感じですね。
積極的な合唱活動をしていました。
吉田さんのおっしゃる「傲慢」な部分もあったかもしれません。
「すると、何かが起こる」との記載ですが、うちの合唱団の場合は、特に目立った事件はありませんでした。
ある意味で、経営者が賢明だったのかもしれません(^^;
ただ、ご記載の通り、「一人で突っ走るのは無理」と感じ、組織戦に切り替えたのは、正にこのあたりの時期でした。
組織戦に切り替えたものの、やはりこれもご記載の通り、創設時からのやり方が抜け切れず、結局は団長以下数名で全体を引っ張る、みたいな構図が変わることはありませんでした。
実は、それは今もほとんど変わりません。
そして、3〜4年前。
売上をコンクール結果とするならば、それは完全に頭打ち。
「コンクール結果で更に上に行くためには、どうしたらいいんだろう」
という悩みの日々が始まります。
そして、最も耳が痛いことば。
「しかし、経営者は自らの非を認めない。
そして「役員が悪い」「社員がダメだ」「メインバンクがよくない」と言い逃れをする。」
いたたたた・・・。
「常任指揮者が悪い」「団員が悪い」「コンクール審査員がよくない」
正に言い逃れですね。。。
合唱団運営にしろ、企業経営にしろ、組織で動く時に難しいのは、こういった分岐点に立った時です。
もちろん、アマチュア合唱団なわけで、無理に上ばかりを目指す必要はない。
毎回の練習が楽しく、本番演奏が充実していたら、それでいいじゃん、って考え方もあるでしょう。
企業の例に戻れば、売上10億円未満でも、社員が生活出来ていれば、それでいいじゃん、みたいな。
でも、やはりそれでは、組織として長続きしないでしょう。
この3〜4年、苦しんでいる中で感じるのは、
「安定は、常に不安定の入口にいる」
ってこと。
何かのきっかけで、不安定の入口を開けてしまったら、何年も掛けて作り上げて来た安定が、ほんの一瞬で瓦解する、、という不安を感じています。
安定は悪くありません。
でも、常に目標を持ち、将来を見越して動かないと、間違いなく、その安定は長続きしません。
そして、一番の問題は、分岐点に立った時に「将来を見越して動ける」人間ってのは、そう多くはいない、ってことです。
こう感じているあたりが、僕が、そして合唱団が一皮剥けない(売上10億を超えない)理由の一つなんでしょうが、中々難しいんですよ。
自分の考え方を変えるのって。
そんなこんな考えながら、団長が忘年会のお店を探しております。
この程度は任せないといかんですな。